ニュース

東京都、小池百合子知事が「SusHi Tech Tokyo 2024」開催をPR 4月27日開幕

2024年4月9日 発表

東京都知事の小池百合子氏が「SusHi Tech Tokyo 2024」をPR

 東京都は4月9日、東京ベイエリアにて4月27日〜5月26日の期間開催する「SusHi Tech Tokyo 2024」の一部コンテンツを披露する「ショーケースプログラム プレミアム発表会」を開催。東京都知事の小池百合子氏が参加して、プログラムの見どころを紹介した。

 発表会では、RDSとfuRo(千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター)が共同開発した3輪のプラットフォーム型モビリティ「Raptor」など、ショーケースプログラムで公開されるモビリティ、ロボット、サステナブルフードといった見どころが紹介された。

 発表会場で公開された「Raptor」は、車体を構成するアッパーユニットとロワーユニットが分離可能な機構で載せ替えが可能。ロワーユニットにモビリティの機構を整理し、アッパーユニットを取り外せる機構にすることで、あらゆる走行用途に対応可能とするとともに、多様な企業が参入することが可能になるという。

RDSとfuRo(千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター)が共同開発した3輪のプラットフォーム型モビリティ「Raptor」

「SusHi Tech Tokyo 2024」では、こうした「持続可能な新しい価値」を生み出す「Sustainable High City Tech Tokyo = SusHi Tech Tokyo」を推進する取組として実施するもの。世界共通の都市課題解決に向けた東京発のイノベーションを創出するとともに、未来の都市モデルを発信しようという国際イベントとなる。

 有明アリーナ、日本科学未来館、シンボルプロムナード公園、海の森エリアを会場に体験型プログラムとして展開される、“ショーケース プログラム‟に加えて、“グローバルスタートアップ プログラム”、“シティ・リーダーズ プログラム”といった、3つのプログラムで構成される。

 2023年の第1回開催について、小池氏は「昨年度開催いたしました第1回ですが、世界の5大陸の都市のリーダーが集うシティリーダーズプログラム、そしてまたアジア最大規模になりましたスタートアップイベントのグローバルスタートアッププログラム、この2つを実施をいたしました。そして、環境、エネルギー、食といった都市の持続可能性に関わる課題、それぞれの分野のトップランナーの皆さんに議論を交わしていただきました」と報告。

 そして、体験型プログラム“ショーケース プログラム‟を追加して実施される2回目の開催について、小池氏は「いよいよ2回目でございます。今回は新たに未来の都市の姿、都市像を発信するショーケースプログラムを加えまして、合わせて3つのプログラムを展開します」と説明。

 また、小池氏は「今日お披露目させていただきます次世代モビリティに加えまして、自動運転や宇宙旅行をしたような体験、そしてロボット、AIの技術など、さまざまな未来のテクノロジーがお楽しみいただけます。そして、東京の空を初めて空飛ぶクルマが飛行をいたします」とイベントの見どころを紹介。そのほかにも「食につきましては、植物由来などサステナブルで、そしておいしいというフード、それから子供さんから高齢者まで楽しんでいただける、本当に様々なアクティビティで皆さまをお迎えをしたいと思います。ぜひ多くの皆さんご参加ください。そして、未来の東京を一緒に作ってまいりましょう」と話した。

サスティナブルフードなども
家庭菜園に向けたテクノロジー

 同日、イベントのショーケースプログラム内コンテンツの第2弾も決定。有明アリーナのオープニングスピーチやパネルディスカッションには、宇宙飛行士の野口聡一氏ら多彩なゲストスピーカーが登場し、同プログラムの応援ソングである新曲「声明」を歌う人気アーティスト yamaのスペシャルライブ開催なども明らかにされた。

 なお、各種コンテンツの予約や、日本科学未来館や有明アリーナなどの入場予約、ワークショップなどの体験予約が、4月9日から公式サイトで開始されている。

実行委員長の辻愛沙子氏、小池都知事、特別ドラマ出演する後藤りゅうとさんによる記念撮影
ショーケースプログラム関係者による記念撮影