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SUPER GT富士公式テストで36号車「au TOM'S RC F」が「au」カラーで初走行

「au」カラーの強さを印象づけたいと、関谷監督

2016年3月26日 実施

富士スピードウェイを新カラーリングで走る36号車「au TOM’S RC F」

 3月26日、富士スピードウェイにおいてSUPER GTの公式テストが行なわれ、3月25日にKDDIとのスポンサー契約を発表した「LEXUS TEAM TOM'S」の36号車「au TOM'S RC F」が新しい「au」カラーで走行した。

 ドライバーはベテラン伊藤大輔選手と2015年の全日本F3選手権チャンピオン ニック・キャシディ選手の新体制。3月19日~20日に岡山国際サーキットで行なわれた公式テストでは、カラーリングの施されていない状態での走行だったので今シーズンを戦うカラーリングのマシンは初披露となった。

3月19日~20日、岡山国際サーキットで行なわれた公式テストではまだカラーリングが施されていなかった
「auは強い」というイメージを印象づけたいと関谷監督は語った
伊藤大輔選手(左)とニック・キャシディ選手(右)で今シーズンを戦う
LEXUS TEAM TOM'S監督 関谷正徳氏
タイヤはブリヂストンを採用する

「今、auのTVCMでは桃太郎が出てきますよね。実はうちの娘の名前が桃子ですので何か縁を感じます」と笑う関谷正徳監督は今回のカラーリングについて、「かつてのチャンピオンマシン(2001年のauセルモスープラ)のカラーなので、この『auカラー』=『強い』というイメージを持ってます。だから今シーズンの我々の戦いでさらにその強さを印象づけたいと思ってます」と語った。また通信の会社ならではのファンに対するエンターテイメント性の高い何かをファンに届けられるような仕組みをこれから考えていきたいとのことだ。

 そんな関谷正徳監督によると新加入のニック・キャシディ選手は将来F1にも乗れるだけのポテンシャルを持っている逸材だという。ベテラン伊藤選手とのコンビによる今シーズンの戦いが楽しみだ。

 伊藤選手によると36号車「au TOM'S RC F」は鈴鹿サーキットや富士スピードウェイならコカコーラコーナーから100Rと高速コーナーが得意な傾向があるが、4月9日~10日に第1戦が行なわれる岡山国際サーキットならバックストレートエンドのヘアピンへの突っ込みをぜひ見てほしいとのことだ。

(高橋 学)